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高森町で恒例「サクランボ狩り」 さくらんぼ研究会9農園で始まる

名古屋からサクランボ狩りに訪れた観光客

名古屋からサクランボ狩りに訪れた観光客

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 高森町の「さくらんぼ研究会」を構成する9農園で5月28日、団体客を対象にサクランボ狩りが始まった。6月5日には個人客も対象にする。

目の前に赤い実が連なる

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 9農園から成る同研究会が主催する同町のサクランボ狩りは2008(平成20)年に始まった。6月1日には中塚農園へ、名古屋市からの団体客48人が訪れた。同会会長の中塚瑞貴さんが「サクランボの実だけをつまんで、引っ張って採ると上手に取れる。濃い赤色の実が特においしい」などサクランボ狩りのコツの説明し、参加者は思い思いに楽しんだ。

 同園では、広さ約10アールのビニールハウスで、佐藤錦、紅秀峰(べにしゅうほう)、紅香(べにか)、紅ゆたか、紅さやか、正光錦(せいこうにしき)の6種類を育てる。参加者は「今シーズンは初めて食べた」「品種の違うサクランボの食べ比べができてうれしい」などと、2センチほどの鈴なりの実を取りながら話す。

 園内で記念撮影を楽しむ参加者の姿もあり、「40粒食べた」「高価なサクランボをおなかいっぱい食べられてうれしい」「『紅さやか』は色が濃く味も濃い」「同じ種類でも木によって味が違って面白い」などの声が聞かれた。

 同町観光協会の中塚英幸事務局長は「個人の観光客の受け入れも間もなく始まる。比較的余裕のある平日がお勧め。その時期にコンディションが最も良い農園を紹介するので、高森町へお越しいただければ」と来園を呼びかける。

 瑞貴さんは「春先からの急な温度変化で、気を使うこともあった」と振り返りつつ、「品種だけでなく、木や枝によって味が違う。園内を好きに移動し、『自分の手でサクランボを取る』という、日常ではあまりない体験を楽しみながら、サクランボを味わっていただければ」と話す。

 利用時間は10時スタートで1日7回設定。料金は、小学生以上=平日2,400円・土日2,500円、未就学児=1,200円、3歳未満児無料。火曜定休。6月30日まで。

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