手作りサンドイッチを販売する「サンデイサンドとよおかマルシェ店」(豊丘村神稲、TEL 0265-49-8840)が4月22日で1周年を迎えた。
店主の小林美和さんは以前、地元フリーペーパーの記者として、飯田下伊那地域の食に関する記事などを担当していた。「おいしいものを食べている時が一番幸せ」と感じていた小林さん。「いつか、このうれしさを共有したい。自分が作った料理で、地元食材の良さを伝えたい」と思い会社を退職。その後、いったん地元を離れるも10年ほど前に帰郷。
小林さんは「当たり前にあった野菜などが、外に出てすごくおいしく感じた。身近なところに地元食材が豊富で、素晴らしいものがたくさんあることに地元に帰ってきて強く感じた」と話す。もともとパンが好きだったことをヒントに「サンドイッチにすれば地元食材をふんだんに使えて、一度で満足できる」と思い、手作りサンドイッチ販売を2015(平成27)年に始めた。
当初は、イベント出店や店舗のスペースを借りての移動販売スタイルだったが、客から「販売場所が変わるため、どこに行ったら買えるのか分からない」などの意見もあり、固定店舗を持つことを決意。道の駅「南信州とよおかマルシェ」一角のテナントスペースに空きが出たことを知った小林さんは使用申請を行い、昨年冬から準備を進めオープンに至った。テイクアウトのほか、店内や店舗前のテラス席でも飲食可能。
同店では、日替わりホットサンドやホットドックなどの食事系サンド、季節の果物を豊富に使ったフルーツサンドを販売。「サンドイッチボックス」「サンドイッチプレート」は予約限定。
「フルーツサンドの生クリームは、研究を重ね完成させた専用のオリジナルクリームを使っているので、ぜひ味わってほしい。今後もお客さまが笑顔になるようなサンドイッチの提供を続けていきたい」と小林さん。
営業時間は11時~16時。火曜定休(臨時休業あり)。