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飯田「時又初午はだか祭り」 保存会がみこしの担ぎ手募集

専用のさらしを巻き天竜川に入水する担ぎ手(昨年の様子)

専用のさらしを巻き天竜川に入水する担ぎ手(昨年の様子)

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 時又初午はだか祭り保存会が現在、3月10日の本番に向け、みこしの担ぎ手を募集している。

地区内を練り歩く

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 保存会では昨年から担ぎ手を募集。コロナ禍も影響し、例年と同じように祭りが開催できず、高齢化などを理由に担ぎ手が減少。このままでは、時又の伝統行事が途絶えてしまう恐れもあり、近隣地区のほか、幅広い地域から担ぎ手を募っている。全てのみこしを出すには120人ほどが必要という。

 当日は、昼過ぎから長石寺の境内で、豊作・厄除け・交通安全を祈願。その後、さらしを巻いた保存会員や地域の若者たちが、ご神馬(しんば)、御水(おんすい)、俵などのみこしを担ぎ、町内を「おんすい、おんすい」のかけ声できおい練り歩き、神馬に捧げる水をくみ上げるために天竜川へ入る。

 同祭りは800年ほど前の鎌倉時代、領主の小笠原長清が戦勝の感謝と兵士の慰霊のため、木馬を時又の長石寺に奉納したのが始まりといわれる。この日が初午であったことや御神馬を奉納したことから、初午の日に御神馬を天竜川で清めたのが祭りの由縁。

 担ぎ手の対象年齢は18歳~41歳。専用の衣装を貸し出す。希望者は竜丘自治振興センター(TEL  0265-26-9303)まで申し込む。募集は2月末まで。

 保存会の安東雅行さんは「対象年齢や申し込み期限関係なく、当日の飛び入り参加も大歓迎。50代以上でも担ぎたい人がいれば参加してほしい」と呼びかける。

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