「お正月遊び・もちつき大会」が1月14日、丸山公民館(飯田市丸山町)で開催された。
こま回しや羽根つきなど、「正月の遊びを皆で楽しもう」とのコンセプトで行われた同イベント。地域住民で構成する「公民館委員」や、地元の飯田西中学校や飯田OIDE長姫高校の生徒などが企画や運営を行い、丸山地区などから住民が参加し120人ほどが楽しんだ。
「たこを作ろう」では、同中2年の生徒11人と地元住民が講師となり、竹ひごとビニールで作る「たこ作り」を、園児や児童に指導した。同高生徒は「折り紙」の折り方を参加者に教えたり、同地区で昨秋開催された「文化祭でのピザ作り」などを通しての地域住民との関わりを、画像を交えながら参加者へ紹介した。
青空の下、竈(かまど)の直火で餅米を蒸し、餅つきは木の臼(うす)と杵(きね)を使い、子どもは子ども用の杵で順番に餅つきを体験した。餅つきに合わせ、参加者からは「よいしょっ」とかけ声も飛んだ。
和菓子店に勤める地元住民を講師に迎え、中学生と同委員会が餅の成型を担当。つきたての餅からは湯気が上がり、形を整える生徒からは「餅が熱い」との声も上がったが、指導を受けながら、数センチほどの丸型に手際よく整えた。
きな粉、青のり、磯部餅と3種類の味に仕上げ、汁粉も用意し、参加者全員で餅を味わった。同イベント終了後、「たこ作り」の参加者は「たこ上げ」を楽しんだ。
同市内から参加した小学1年女児は「餅がおいしかった。青のりが好き。たこにはプーさんの絵を描くのが楽しかった」、1年男児は「しょうゆの餅がおいしかった。妖怪ウォッチの絵を描いた。これからたこで遊ぶ」と話していた。
同館の藤本清明館長は「子どもから大人まで多くの住民が公民館へ集まる良い機会。餅つきを見るだけでなく、子ども実際に体験できるのが良かった」と地域住民同士の関わりを振り返る。