正月飾りの「おやす作り体験」が12月19日、上村保育園(飯田市上村)で開かれた。
当日は、同園と和田保育園(南信濃和田)の園児9人、上村小から1・2年生の4人が参加。下栗高齢者クラブの胡桃澤三郎さんから「おやすは、歳神様の『ごはん』や『お酒』を入れる器」などと説明を受けた後、上村地区の高齢者クラブや自治会の会員5人から指導を受けた。
わらを十字にしながら編んでいく作業に苦戦しながらも、完成すると「できた」「作れた」と声を上げ喜んだ。
例年、同園では「おやす作り体験」を行っているが、和田保育園児が参加するのは初めて。少子化で保育園に通う人数が減少していることや同年代の子どもとの交流を目的に、本年度から合同保育をスタート。1週間ごと園舎を交換しながら通園している。
和田保育園年長の野牧希奏(ののか)ちゃんは「仕上げの三つ編みにするところが楽しかった」、年中の青木玲奈ちゃんは「難しかったけど、完成して良かった」と、それぞれ笑顔で話していた。