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飯田高吹奏楽班がクリスマスに「ハナイハンドベル」の音色 地元ラジオから

演奏の収録を終えて

演奏の収録を終えて

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 飯田高校(飯田市上郷)の生徒が花井メディテック(北方)の「HANAIハンドベル」で演奏した曲が12月25日まで、地元のコミュニティーラジオ局「飯田エフエム放送」で放送されている。

スタジオでの収録風景

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 同校の吹奏楽班の班員10人が、クリスマスに合わせ「よろこびの歌」「BELIEVE」「エーデルワイス」の3曲と、時刻を知らせる時報のチャイム音を演奏。飯田エフエム放送では定時に10秒の演奏とチャイム音を放送している。

 地元の学生や生徒へ演奏を依頼するのは今年で4回目。花井メディテックの社長、花井孝文さんは「イングリッシュハンドベルを演奏する機会はあまりないかもしれない。学校で音楽に取り組む学生や生徒の皆さんに、楽器に触れて頂ける機会になれば」と話す。

 11月中旬に花井さんが同校を訪ね、生徒へハンドベルの演奏方法と良い音の響かせ方をレクチャーし、楽器を貸し出した。同校班員が演奏曲を考えハンドベルの演奏を仕上げ、12月2日には同局スタジオでの収録に臨んだ。収録直前にメトロノームでテンポを合わせ、和音とリズムの最終確認を行い収録スタジオへ移動。収録本番では、メトロノームを使うことはできないが、リーダーのかけ声と班員同士のアイコンタクトで集中した演奏が収録された。

 花井さんは「生徒たちが不慣れなハンドベルを一生懸命演奏している姿を見て感動した。時報の収録時に全員で呼吸を合わせるために、リーダーが全身で指揮を執っていた姿が印象的だった。飯田高校吹奏楽班のチームワークの良さを実感した」と収録時を振り返る。

 医療機器部品の製造を中心とした高精度部品の加工などを行う同社では、「培った技術と社員のチームワークでハンドベルを作る」ことを考え、2017(平成29)年に1オクターブの製品が完成し、現在は3オクターブをそろえる。

 ハンドベルを演奏した生徒の代表者が、同局の番組「For Your Times」へ生出演し、「ハンドベルを演奏しての感想」など、今回の経験をラジオで語る。出演は12月22日、18時18分ごろから。

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