飯田の天龍峡地域の特産品であるリンゴに関するコンテンツを集めたイベント「Apple and Light Festival in Tenryukyo（りんごと光のフェスティバル）」が1月13日・14日、農業法人今田平のリンゴ園を中心に天龍峡エリア一帯で行われる。主催は「ねやねや天龍峡実行委員会」。

龍江のリンゴ園

　同フェスは、天龍峡エリアの冬の催しとして昨年まで3年間開催し、2023年「第1回インターナショナルイルミネーションアワード」の「イルミネーション部門優秀ストーリー賞」の7位を受賞した「天龍峡ナイトミュージアム」を引き継ぐ新たなイベントとして、本格的な再開が見込まれるインバウンドの地方誘客や観光消費の拡大の促進も目的としている。

　同実行委員会は天龍峡の地元有志が今年立ち上げた団体で、代表の松尾明則さんを中心に、歴史ある天龍峡と地域特産品であるリンゴへの熱い情熱を持った老若男女が集まった。南信州地域でも有数のリンゴ産地である龍江産のリンゴをテーマに、今までにないリンゴの楽しみを提供する。集まったリンゴのコンテンツは「リンゴポタージュ」「ホットサンド」「アップルパイ」「リンゴ入りたこ焼き」「リンゴ入り焼きそば」「リンゴジュース」「リンゴの醸造酒」など。

　夜にライトアップを行うのに合わせ、自治体からの要請で自宅を旅行者に提供する行為である「イベント民泊」も実施する。2021年に包括連携協定を結んだAirbnbと飯田市のバックアップを受け、天竜峡エリアで宿を伴う観光の新しいありかたの開発や、地域と観光客が混ざり合う場を数多く創出する目的という。14日には天龍峡八重桜街道のライトアップも同時に行う予定。

　松尾さんは「冬のリンゴ畑を見てもらい、地元のリンゴを身近に感じてもらえたら。寒い中、温かい料理を作って待っているので、ぜひ多くの人に来ていただければ」と呼びかける。

　開催時間は15時～20時。入場は無料。