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「市田柿」を使った限定メニュー飯田市・域産域消の食育店10店舗で

Ground Cuisine川楽屋の木下智恵さん(左)木下和美さん(右)市田柿メニューと

Ground Cuisine川楽屋の木下智恵さん(左)木下和美さん(右)市田柿メニューと

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 飯田市が「域産域消の食育店」と連携して12月1日(市田柿の日)、市田柿を使った限定メニューを提供するキャンペーンを始めた。市田柿ブランド推進プロジェクト事務局が2015(平成27)年に初めて企画し、今年で9年目。

市田柿のタルト(486円)

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 飯田市は、南信州の農産物やその加工品を積極的に使って地域内外に食文化を発信している飲食店を「飯田市 域産域消の食育店」(現在31店舗)として認定し、地域の農産物の生産や消費拡大と食に関わる域内産業の振興に向けて取り組んでいる。12月1日の記念日、は市田柿の出荷が12月ということ、市田柿の「1」にかけて、高森町と「市田柿発祥の里活用推進協議会」と「市田柿ブランド推進協議会」が連名で記念日に登録した。

 期間中、10店が市田柿のメニューを提供。その中の一店舗である「Ground Cuisine川楽屋」(飯田市上郷別府、電話0265-23-5033)は、来年1月末まで、8種類のメニューを提供する。メニューはコース料理のデザート(テイクアウトも可)として「タルト」「オレンジのチョコレートムースケーキ」「ベイクドチーズケーキ」「ヨーグルトのムースケーキ」「ラム柿アイスクリーム」を用意。店頭のショーケースでは「マカロン」「ラムボール」「パウンドケーキ」を販売する。来年1月5日~30日は、「市田柿」×「フレンチ」をテーマにしたコース料理を提供する。

 川楽屋は開店して17年になるフレンチレストラン。開店当初から店の敷地に植えた3本の柿の木から市田柿を加工し、メニューで提供している。店主の木下智恵さんは「これまで、シェフの木下和美さんらと毎年違ったメニューを考案して提供してきた。昔から市田柿が大好きだったが、店で育てた柿を使うようになってから、より市田柿愛が深まった」と話す。「チーズや酒かすなどとの相性も抜群で、これまでもあえ物や酢の物などスイーツ以外のメニューも考案してきた」とも。「市田柿メニューは事前に予約を入れてほしい」と呼びかける。

 飯田の食文化の発信については「発信を続けることが大切で、リニア中央新幹線が開通するまでに、市田柿とリンゴやブドウといった南信州のフルーツをいつでも食べられるような中核拠点を作りたい」と意気込む。

 実施店舗はほかに、「カレーの大原屋」「創作料理灯」「トラットリアベッラソニア」「ロカンディーナ ミヤザワ」「お食事処 夢」「ノエル洋菓子店」「Trattoria Gastronomia MONDO」「一夢庵」「船橋屋」。

 メニューと提供期間は各店舗により異なる。

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