飯田の「りんご並木」を歩行者天国にして屋台やステージを繰り広げるイベント「SYMS冬の大作戦」が12月2日、開催される。主催は「しんきん若手経営者の会『SYMS(シームス)』」。
1976(昭和51)年に発足した同会は、「経営者としての資質を高めること」「企業と地域の発展を目指すこと」を目的とし、飯田信用金庫と取引のある企業の経営者と後継者約300人から成る。今回は、地域の子どもたちの「笑顔が広がれば」との思いで企画したという。
当日、「りんご並木」は10時から20時まで歩行者天国となり、飯田下伊那14市町村の保育園児と小学生児童、福祉施設の子どもが書いた「願いの短冊」を飾る。10時から、子どもを対象に当日の短冊記入と飾り付けを受け付ける。短冊記入への参加者200人に記念品を進呈。
「冬の縁日」では、さまざまな屋台が並び、11時からはダンスや和太鼓などの音楽と、飯田女子高校のチアリーディングのステージを予定する。飯田高校の「いいらぼ」による飯田水引体験も開催。今回新たに「SYMSブース」を設け、「消えるペンキで車にお絵描き」、金属や樹脂の「コマ作り」、ワッペンや缶バッジ作りの他に、餅や豚汁などの振る舞いも予定する。
日が沈み辺りが暗くなったころ、飯田東中学校の生徒が作った小型照明で「りんご並木」をライトアップし、18時30分からは花火を打ち上げる。
今回は同会の交流委員会が中心となり、企画をゼロから立ち上げた。同会事務局の一人は「地域のお子さんたちに『笑顔』を届けたいと皆で準備を進めた。歩行者天国になる『りんご並木』へぜひお出かけいただければ」と来場を呼びかける。
当日は9時~20時、りんご並木の扇町~通り町を交通規制する。丸山小学校と追手町小学校のグラウンドが臨時駐車場となる。