謎解きイベント「ミステリーハウス飯田・人形たちの詩(うた)」が現在、飯田駅前「丘の上・結いスクエア」2階・飯田市公民館「ムトスぷらざ」(東和町)で期間限定で開催されている。
フロア全体に12問の謎が隠されている。今回のテーマ「人形たちの詩」の世界観を表現する絵本「夢」が、入り口に置かれ謎解きのストーリーを紹介する。謎解きをしながら専用シートに答えを書き込み、「詩(うた)」を完成させる。入り口で掲出するLINEアカウントに登録すると、謎のヒントを受け取ることができる。参加者は詩を完成させて受付に提出し、「謎解きに関係あるもの」を受け取ることができる。
企画したのは、謎解き制作・イベント企画集団「謎創研(めいそうけん)」。代表の日置尚彰さんは、本年度の「飯田市起業家ビジネスプランコンペティション」起業家部門で入賞を果たした。同社は、来年3月から事業を本格的に進める予定で、同イベントは同館との共催で、来春に向けてのプロモーション企画とする。来春からは、同社主催のイベントや依頼を受けて提供する形を取るという。
日置さんは昨年の11月、友人と体験施設「東京ミステリーサーカス」へ出かけ、初めて謎解きイベントを体感したという。「楽しくて感動した。参加者の年齢層が20~30代と若く、盛り上がりも感じた。地元にはない場所で、自分で始めてみたいと思った」と話す。子どもの頃から、ゲームや迷路を作って遊ぶことが好きだったそうで、デザインを勉強した旧友に声をかけ、今年6月から、同イベントの企画・制作をゼロから進めたという。羊のキャラクター「メィメィちゃん」を同社ロゴとして制作し、これからのイベントに登場させるという。
12問の謎には漢字やアルファベットが記されており、対象年齢は中学生以上としている。日置さんは「一人でも楽しめる。家族や友人、同僚などと、協力やアドバイスし合って謎解きをすると、より楽しんでもらえるのでは」と話す。LINEで謎解きの答えや関連キーワードを送ると、同市の歴史や観光施設などの情報を受け取ることもできる。「地域や場所にふさわしいイベントを制作していきたい。自社開催のイベントも定期的に行う予定。多くの方に謎解きの楽しさに触れていただければ」と来場を呼びかける。
開催時間は9時~20時。入場無料。11月17日まで。