飯田市内の観光スポットを360度のバーチャル空間で体験でき、現地ではAR(拡張現実)を用いた案内を見ることができる「ぐるっといいだ デジタル体験」を同市が始めて、10月20日で1カ月がたった。
今年1月と3月に配信した「飯田丘のまちつながるスポット」と、その「桜バージョン」では中心市街地のスポットをバーチャル体験できたが、今回はより広域的なスポットに範囲を拡大し、「天龍峡大橋・そらさんぽ」「天竜ライン下り」「よこね田んぼ」など10カ所の観光スポットを体験できるようにした。
地域外からでもアクセス可能で、旅行前にイメージを広げてもらう目的の「旅マエ体験」と、現地で詳しい観光情報を見ることができ、周辺の観光スポットへのルート案内機能もある「旅ナカ体験」の2つの利用方法がある。両方を体験すると、「いいだ人形劇フェスタ」のマスコット「ぽぉ」など同市のイメージキャラクターがARで表示され、写真を撮ることができる。
同市商業観光課の杉山貴大さんは「他地域からのアクセスも目立ってきている。写真映えするスポットを選んだので、記念撮影をして飯田の魅力をどんどん発信、拡散してほしい」と利用を呼びかける。
同市ホームページからアクセスできる。