三味線や落語など自慢の特技や出し物を披露する「劇団泰平座」の旗揚げ記念公演が10月22日、飯田の多目的スタジオ「泰平」(飯田市上郷別府)で行われた。
当日は、阿智村で活動するユニット「あっちパパズ」がギターと三線の演奏に合わせて絵本を朗読する「絵本ライブ」を皮切りに、千菊会が「ソーラン節」「秋田おはら節」の三味線演奏や「花笠音頭」の踊りを披露。絵本ライブで三線を演奏した布施英昭さんによる落語「粗忽長屋」では会場が笑いに包まれた。布施さんは「緊張のあまり、せりふを忘れてしまったところもあったが、楽しんでもらえたようで良かった。また出演したい」と意気込む。
最後の演目は、「泰平座」主宰の宮下泰広さんが「笑タイム」と題して、会場の全員で「3回手をたたいたら右手を上げる」「(宮下さんが)出したじゃんけんの手に負ける手を声に出す」などの脳トレを行うと笑いや歓声が上がり、盛り上がりを見せた。宮下さんは「準備など大変なところもあったが、無事に開催できて良かった。今後は定期的に会を開いて、特技などを『披露したい』という人たちの発表の場になれば」と期待を込める。