デビュー30周年記念曲「風恋し」で芸者姿を披露し、久々に演歌チャートの上位を記録した飯田市出身演歌歌手の小沢あきこさんが10月7日から3日間、米ロサンゼルスのリトル・トーキョーアラタニシアターなどの劇場で、11日にはラスベガスのホテルで公演した。
4月の新曲発売と同時に東京の浅草・上野・六本木・原宿などに芸者姿で出没すると観光客などに囲まれ、記念撮影などをせがまれた。それがSNSで世界に発信されたことで、アメリカの日系人会を通じて出演依頼が舞い込んだという。
アメリカでは舞台に芸者姿で登場すると大きな拍手と歓声に包まれ、お座敷ソング「ヤットン節」「すみだ川」「天竜下れば」など日本調歌謡を披露した。ステージの休演日には、ディスニーランド、エンゼルススタジアム、ハリウッドなどを芸者姿で訪れ、ストリート・ミュージシャンとともに歌う体験もしたという。
小沢さんは「これからも世界各地で日本の美と日本の歌を、この芸者姿で届けしていきたい」と話す。
12月2日には、東京の古賀政男記念博物館(東京都渋谷区)けやきホールで「30周年記念コンサート」を開催。「『ゲイシャワルツ』はじめ、数多い芸者ソングや日本調歌謡を作られた古賀先生の邸宅跡に立つホールなので、たくさん古賀作品にも挑戦する。踊りや三味線なども披露できたらと練習を重ねている。日本に住む海外の人たちにも見に来ていただきたい」とも。