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飯田の演奏会に「ジュリアード弦楽四重奏団」 20回目の節目に

紹介する飯田文化会館職員

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 「第20回 萩元晴彦ホームタウンコンサート」が10月22日、飯田文化会館(飯田市高羽町)で開催される。

会場となる飯田文化会館

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 1996(平成8)年に始まった同コンサートは毎回、多彩なアンサンブル奏者が登場。20回を数える今回は「ジュリアード弦楽四重奏団」を迎える。バイオリンはアレタ・ズラさんとロナルド・コープスさん、ビオラはモーリー・カーさん、チェロはアストリッド・シュウイーンさんの4人で、ジュリアード音楽院では室内楽の教授を務めている。

 演奏プログラムは、ベートーベンの「弦楽四重奏曲 第13番」や、ジュリアード弦楽四重奏団のために作曲されたというヴィトマンの「弦楽四重奏曲 第10番 カヴァティーナ」などを予定する。一般は5,000円、学生は2,000円。

 1930(昭和5)年生まれで飯田市出身の萩元晴彦さんは5歳まで馬場町で暮らし、その後は父の実家である松本に移り生活を送っていた。テレビ番組「世界ふしぎ発見」「世界ウルルン滞在記」などを制作する「テレビマンユニオン」を創立し、初代社長に就任した。

 音楽番組では「オーケストラがやってきた」のプロデューサーを務め、音楽を通して小澤征爾さんとのつながりを深めた。小澤さんは「セイジオザワ松本フェスティバル」(以前のサイトウキネンフェスティバル)の音楽監督を務め、萩元さんへ「自分は松本でオーケストラをする。良い音楽を作るには室内楽を。飯田で室内楽を」という提案もあったという。

 ロックファンでもある実行委員長の上沼俊彦さんは「最初はクラシックをどう聴いていいか分からず、緊張した。コンサートを何回か聴くうちに、曲を知らなくてもいい、楽曲と演奏家たちの演奏に心を任せればいいんだと感じるようになった。今では、知らない曲でも気持ちを自然に任せ心地よく聴いている。生の演奏は感動できるかと思う。ぜひお越しいただければ」と来場を呼びかける。

 13時30分開場、14時開演。

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