三穂小学校(飯田市伊豆木)の150周年記念運動会が9月16日、グラウンドで開かれた。
例年、小学校と地区の運動会は、別々に開催しているが、今年は、創立150周年を記念して合同で開催。地区住民ら約300人が参加した。当日は、児童らが短距離走や玉入れで競ったり、表現ダンスを披露したりした。地区住民らは、綱引きや、器に入った色水を運んで瓶の中にためていく「貯蓄競争」などに出場し汗を流した。
運動会プログラムの目玉は「大玉送り」。同小では児童数が少ないため「大玉送り」を経験した児童がいないという。小学校からの要望を受け、合同運動会の中で実現した。
選手宣誓を担当した小学6年の木下夏凪くんは「表現ダンスが一番記憶に残った。練習の時より楽しく笑顔でできた。大玉送りも初めてで迫力があった。記念運動会ということもあり、地域の人と一緒にできて良かった」。神戸真由美校長は「地域の人との合同大玉送りや、校歌ダンスに臨んでいる児童の輝く笑顔が印象に残った。日頃から地域愛を持っている子どもたちだが、改めて大勢の地域の人が共にいてくれることを感じたと思う」と、それぞれ振り返った。
最後は記念の空撮を参加者全員で実施。写真は記念誌に掲載する予定。