「ふれあいさわやか音楽祭」が9月10日、上郷公民館(飯田市上郷飯沼)で開かれた。
当日は、同館近くの小・中・高校の合唱クラブや吹奏楽部、邦楽班など13団体が出演。地元住民ら約200人が来場した。
トップバッターは、高陵中学校(黒田)の吹奏楽部が務め、劇場版・名探偵コナンの主題歌、スピッツの「美しい鰭(ひれ)」やYOASOBIの「アイドル」など3曲を演奏。部員49人の息の合った演奏に、会場からは大きな拍手が送られた。
上郷小学校(飯沼)の合唱団は、「星の世界」をアカペラで歌い、10月に長野市で開催されるの「SBC子ども音楽コンクール」のテープ審査で合格をもらった「歌声はどこにいくの」も披露。スマホやビデオカメラで子どもの様子を撮影する親の姿も見られた。
この他、今年の「全国高校総合文化祭」に長野県代表で出場した飯田女子高校(飯沼)の邦楽クラブや、古典から現代曲までいろいろな曲に取り組み活動する飯田高校(黒田)の邦楽班も出演。琴の音色を響かせた。
同館の山浦貞一館長は「音楽という文化資本を一つのパッケージとして、地域の強みや独自性の文化活動に育てていきたい」と意気込む。