9月9日の日本酒のひやおろし解禁に合わせ、加藤商店(飯田市上郷)が10日、りんご並木沿いの「カフェ三連蔵(さんれんぐら)」(通り町)で「THE屋台Liveヒルノミ」を開催した。
7月30日以来、2回目となる同イベント。同商店の店主、加藤久幸さんは「飲食店に興味があって、以前からお酒の説明をしながら飲んでいただける機会を探っていた」という。店の立地条件から角打ちだと難しいと思っていたが、「自分が客だったら来たいと思う形態でやってみたかった」と話す。
当日は解禁に合わせて、ひやおろしの日本酒6種類を用意した。水尾の純米吟醸紅(くれない)ひやおろしは県内の金紋錦を原料米としたお酒で「うまみが詰まっている」という。澤の花純米大吟醸満ち月は、「火入れの熟成酒では、より存在感がある」と加藤さん。亀の海純米吟醸生もとモダナイスは、「酸と甘みの共演が絶妙」と紹介。大信州八重原純米吟醸風穴ひやおろしは北アルプスの風穴で126日熟成した「超希少」な酒。大信州稲の花純米吟醸生詰めは、「衝撃の辛口のインパクトがある」という。九郎右衛門山廃純米秋上がりは、山田錦の低精白生貯タイプで「かなりフレッシュ感のあるタイプ」とも。
当日は延べ10数人以上の客が日本酒を楽しんだ。日本酒にはまって3年の中村雅文さんは「普段買っているお酒だけではなく、いろいろなお酒が楽しめて楽しかった」と話していた。
次回は10月22日、「新米新酒事前特集」をテーマに開く。開催時間は13時~16時。