食品卸の飯田マツブツ(飯田市鼎名古熊)が5月、エスバード(座光寺)内にレンタルキッチン兼撮影スタジオ「AOZORA(あおぞら)」(TEL 0265-49-4144)を開いた。
飯田にレンタルキッチンスタジオ 地域の食資源を生かした利用に期待
昨年度、エスバードを運営・管理する南信州・飯田産業センターが新たな食品産業振興を目的に部屋を整備し、昨年12月に利用企業を募集した結果、同社に決定。4月に新規事業として立ち上げた。
同施設は、タッチパネル操作で肉の焼き加減を調整できる蒸し機能付きオーブンや真空包装機、業務用ミキサー、動画撮影ができる機材など18種類の設備を備え、飲食店関係者や一般が利用できる。
料理教室や試作開発、セミナー、ブランド発信など、「食」をテーマにした交流や勉強会、PRなどに活用してもらい、地域の食資源を生かしながら新たな食品産業の展開に期待する。
同社の今井啓介社長は「食に対するコミュニティーが広がる機会、情報発信の場に活用してもらい、地域の食が盛り上がっていってほしい」と期待を込める。
利用は平日のみで、料金は半日1万5,000円~。5月17日~21日は、電話予約制で見学会を行う。