飯田市内の小学校4年生~6年生とその保護者を対象に航空技術について学ぶ体験・見学イベント「飛行機の不思議」が8月2日、エス・バード(飯田市座光寺)で行われ、21人が参加した。
第1部は「模型飛行機づくり教室」と題し、信州大学の柳原正明特任教授から飛行機が空を飛ぶ仕組みを学んだ後、模型飛行機を作り、飛行距離を競った。柳原教授は「みんなきちんと仕組みを理解してくれた。飛行機を好きになってくれたらうれしい」と話す。座光寺小学校6年の島大和君は「プロペラの仕組みが分かって面白かった。思ったように飛んで良かった」と振り返る。「ドローンのプログラム飛行」を学ぶ講座では、ドローンが飛行する仕組みを学び、「150センチメートル上昇」「3秒待機」「前に2メートル」などのプログラム通りに飛行する様子に歓声が上がった。
第2部では同施設を見学し、「デジタルものづくり工房ファブスタ」で3Dプリンターの見学やレーザーカッターの体験など新しい技術について学び、第3部では、地元で航空機産業に取り組む「多摩川精機」(大休)の見学などを行った。
主催した同市工業課工業振興係の北原篤志さんは「意欲的に取り組む姿が印象的だった。地域の航空機産業にも興味や関心を持ってもらえたら」と期待を寄せる。