飯田女子高校(飯田市上郷)の邦楽クラブが7月29日・30日の2日間、「第47回全国高等学校総合文化祭・鹿児島大会(通称=かごしま総文)」の日本音楽部門に出場する。全国大会は2年ぶり28回目。
同クラブは昨年11月の長野県邦楽フェスティバルで最優秀賞を受賞し、長野県代表として全国大会に出場することが決定した。クラブ員は16人で、全国大会には2・3年生の11人が臨む。演奏曲目は「花舞(はなまい)」で、春の花が舞う情景を「一琴」「二琴」「十七弦」の3パートで表現する。
2年前の和歌山大会に参加した3年生もいるが、付き添いだったため演奏はしておらず、現在のメンバーで全国の舞台に立つのは初めて。同クラブは全国大会に向け、平日は2時間、土曜は半日を使うなどして稽古を重ねる。
かごしま総文の同部門には、全国から合同チームを含む48団体が出場。同校の邦楽クラブは2日目の30日に登場する。その日のうちに表彰式が行われ、上位8チームには賞状と副賞が贈られ、上位4チームには優秀校東京公演(東京国立劇場)への出場権が与えられる。
クラブ長の林幸芽(こうめ)さんは「長野県代表として、かっこよく演奏し、ベスト8を狙っていきたい」と意気込む。