「いいだ人形劇フェスタ」が8月3日~6日の4日間にわたり開催されるのを前に、商店街の店先に人形を展示する「ウェルカム人形展」が始まり、街行く人の目を引いている。
飯田市内のホールや学校、地区の公民館など約140の会場で人形劇を上演する同フェスタ。今年は4年ぶりの通常開催となる。人形展では飯田市中心市街地の企業や店が、それぞれの店先にオリジナルの人形を展示する。今回は21店が参加し、うち14店ではスタンプ台を設置し、スタンプを集めることでオリジナルグッズが当たる「ウェルカム人形展めぐり」も同フェスタの期間中に行う。
毎年参加している、「石雲堂印房」(飯田市知久町2)の塩澤冨美夫さんは、その年のポスター・ワッペンのデザインに合わせ、レーザー刻印機で作成した木製パネルを展示している。塩澤さんは「普段のはんこ作りの技術を応用してパネルを作っている。地域を、人形劇フェスタを盛り上げる力になれたらうれしい」と話す。文具などを取り扱う「キング堂」(銀座4)のショーウインドーには、キャラクターが文具を吸い込む様子を展示しており、2週間ほどかけて人形を制作した上沼咲紀さんは「子どもが多く来る店なので、興味をもって見てほしい」と呼びかける。