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夏の高校野球大会 飯田下伊那7校全校初戦勝ち上がりは29年ぶり

左から阿智・阿南・蘇南連合の藤本尚斗君(阿南)、岡田郁也君(阿智)、下櫻遥斗君(蘇南)

左から阿智・阿南・蘇南連合の藤本尚斗君(阿南)、岡田郁也君(阿智)、下櫻遥斗君(蘇南)

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 阿智・阿南・蘇南連合チームが7月12日、第105回全国高校野球選手権記念長野県大会の初戦、松代高校と対戦し、8対6(延長10回)で勝利した。これで飯田下伊那地域の全校が初戦突破し、1994(平成6)年以来、29年ぶりとなる。

阿智・阿南・蘇南連合対松代の実況中継をする木下寛章(左)と解説の吉澤尚文さん(右)

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 1994年は創部4年目だった飯田風越がベスト8まで進出した年。当時監督を務め、現在は飯田エフエム放送の実況中継で解説を担当している吉澤尚文さんは「当時は投手を中心にチームに勢いがあった」と振り返る。「今年の地元チームは、投手も打者もまとまっている印象。各チーム力を存分に発揮している。このままの勢いでベスト8へ何校か行ってほしい」と期待を込める。

 飯田下伊那地域の高校の初戦の結果は、9日に飯田OIDE長姫が長野東に11対3(7回コールド)、10日に下伊那農業が野沢北に10対0(7回コールド)、飯田風越が松本蟻ケ崎に7対0(7回コールド)、11日に飯田が須坂創成に14対0(5回コールド)、松川が篠ノ井に12対4(7回コールド)と5試合がコールド勝ち。

 12日に勝利した連合チームを率いた宮澤幸高監督は「選手が予想以上に頑張ってくれた。1年生から試合に出続けている藤本選手は、ここぞという面で打ってくれると思っていたが、よくぞ打ってくれた。次戦もベストを尽くして最後まで戦いたい」と話す。

 キャプテンで阿智高校の岡田郁也君は「9回同点の場面は自分としてはふがいなかったが、阿南の藤本君が決めてくれて、さすがだなと思った」と話し、阿南高校の藤本尚斗君は「他の同地区のチームが全てコールドで勝っていたので勝たなければというプレッシャーは感じていたが勝てて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 連合チームの次戦は16日12時から長野オリンピックスタジアムで小諸商業と対戦する。そのほか、15日12時~=松川対長野(長野)、16日9時30分~=飯田対諏訪清陵(松本)、12時~=飯田風越対東京都市大塩尻(諏訪湖)、12時30分~=下伊那農業対松本工業(松本)の予定。

 ラジオの実況中継は飯田下伊那地域のみで周波数はFM76.3MHz。アプリは「FM++」をダウンロードして「飯田エフエム」を選んで聴く。

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