毎年8月に行われている飯田市の夏祭り「飯田りんごん」が、3年ぶりに開催される見通しとなった。4月26日に実行委員会の初会合が開かれ、新型コロナの感染状況に応じて開催することを決めた。コロナ禍で、一昨年、昨年と2年連続で中止となっており、開催されれば3年ぶりとなる。

昼間の「ふれあいアップルタウン」も楽しみのひとつ

　飯田りんごんは1982（昭和57)年から続く市民まつりで、中心市街地の中央通り、銀座、知久町、伝馬町の商店街を歩行者天国として昼間の「ふれあいアップルタウン」や夜の「飯田りんごん踊り」には、同時期に開催されている人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ」に出演している劇人なども参加して、多くの人出が見込まれる。

　実行委員会は、6段階で示す長野県独自の感染警戒レベルが「5」以下の場合は開催するとし、「6」の場合は踊りなどを中止とし花火の打ち上げのみを行うとした。参加者の居住地域は限定せず募集し、観客にも制限はかけず、ほぼ例年通りに開催する予定。ただし祭りの参加者には7日前から健康状態を確認し、当日は簡易検査キットでの陰性確認を課す。7月に予定している第2回の実行委員会で開催の可否の詳細を判断するという。

＊「飯田りんごん」は、新型コロナウイルスの感染警戒レベルが「5」となったため、中止となりました。（2022年7月28日）