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建設会社「三六組」が100周年 記念で飯田市に100万円寄贈

佐藤健飯田市長、会長の長坂さん、宮澤保社長(左から)

佐藤健飯田市長、会長の長坂さん、宮澤保社長(左から)

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 1922(大正11)年創業の建設会社「三六組(さぶろくぐみ)」(飯田市本町)が4月で100周年を迎えた。会社設立は1947(昭和22)年。

建設会社「三六組」が100周年 記念で飯田市に100万円寄贈

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 土木・建築工事を手がける同社。100周年を記念し「社会福祉事業に役立ててほしい」と飯田市へ100万円を贈った。代表取締役会長の長坂亘治さんは「今まで皆さんに支えられてきた。地域がより一層元気になるように」と笑顔で話す。

 長坂さんの曽祖父が家業として始めたのは1879(明治12)年のこと。同市大瀬木から大平へと続く長さ300メートルの「鳩打ち隧道(ずいどう)」事業も手がけた。隧道の工事は人力だけで進められ、1959(昭和34)年に竣工したが、現在も通行できる。長坂さんは「100年の間に近代化が進んだ。日々の中から培われたものを将来へつなげていきたい」と話す。

 100周年事業の一環で、「ごみ収集場所」(本町)を市の歩道から同社駐車場へと移動した。ごみ収集日には歩道にごみが並び歩けない状態だったのが解決したという。長坂さんは「できることを日々重ねていく。周りで私たちを支えてくれる人や生まれ育ったこの街が輝く未来になるように」と願いを込める。

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