「いいだ人形フェスタ」が8月3日～6日の4日間にわたり、飯田市全域と下伊那郡町村の約140会場で開催される。今年のテーマは「みんなの笑顔 まっとるに」で、コロナ禍を経て4年ぶりの通常開催を予定する。

「いいだ人形劇フェスタ」のマスコット「ぽぉ」のパペットと北原市督さん

　期間中、国内外の人形劇団が集い、ホールや学校、地区の公民館などを会場に人形劇を上演する。同フェスタの演目を観劇する際に必要となるのが「参加証ワッペン」で、一部の有料公演を除き、このワッペンを提示することで多くの公演を楽しむことができる。

　これまでは、開催終了後にもワッペンを使ってもらおうと小中高生を対象に、「川本喜八郎人形美術館」（飯田市本町1）や「飯田市考古博物館」（上郷別府）などの施設で提示することで入館料が無料になる特典を付与していたが、さらに「日々ワッペンを持ち出し、一年を通じて人形劇を感じてほしい」という思いから対象を拡大した。特典内容は、「ドリンク1杯サービス」「入浴料50円引き」など協賛企業が設定でき、有効期間も来年の6月30日までの間で自由に決めることができる。

　実行委員会は現在、この特典を提供する企業や団体を募集している。6月16日までに応募した企業・団体は7月下旬に発行予定の公式ガイドブックに掲載する。

　実行委員会総務部会長の北原市督さんは「多くの企業や団体に、『人形劇のまち』づくりを応援してもらえるとうれしい」と参加を呼びかける。