飯田の複合施設「風の山」(飯田市大休)のカフェ&レストラン「BergWind(ベルグウィンド)」で5月17日、ワイン会が開催された。
1カ国をテーマに掲げ「5種のワインと食事をワイン解説と併せて楽し会」を2カ月に1度のペースで開いている同店。今回は「イタリアワイン」をテーマとし、20人ほどが参加した。スパーリング「アンドレーアスケラー エクストラブリュット」、白ワイン「カーサ・ヴィ二コラ・サルトーリ ソアーヴェ・クラシコ」、赤ワイン「テヌータ・ロセッティ キャンティ」「カーサ・ヴィ二コラ・ニコレッロ ランゲ ネッビ オーロ2007」「ヴィーニエティ・ザブ ネーロ・ターヴォラ」の5種類のワインを提供した。
スパークリングワインの乾杯でスタートし、参加者から「おいしいい」「香りが良い」などの声が聞かれた。料理は「2種のブルスケッタ」「サーモンのカルパッチョ」「ボロネーゼ」「タリアータ」「ティラミス」がワインに合わせ運ばれた。同店スタッフで進行役を務めた秦野力(つとむ)さんが、プロジェクターの写真や地図を指しながら、ワインのブドウ品種や産地、製造方法や風土などを解説。参加者は、ワインと料理を楽しみながらワインの知識を深めた。
ワインボトルからデキャンタにワインを移し、ボトルとデキャンタそれぞれからついだワインの味の違いを、同店ソムリエの大蔵厚さんによるデキャンタージュの紹介を聞きながら飲み比べた。「家で時間を置いてから飲むことをしないので、ソムリエに教えてもらい手順を知った。空気に触れることで、まろやかになった。味が明らかに違う」などと感想を話しながら、参加者はワインを楽しんだ。
同店シェフの南雲巧(なぐもたくみ)さんは、1回目のフランス、2回目のアメリカに続き、今回のイタリアもワインに合わせマリアージュが楽しめるイタリア料理を提供した。3回全てに参加している市内在住の男性は「普段なら好きな料理とワインを注文するが、ワインに料理を合わせてあるのがワイン会の良いところ。パスタにミディアムボディーワインが合うなど、ワインが進む」と笑顔で話していた。
秦野さんは「今回は土着品種を楽しむワインをピックアップした。今後のワイン選びのポイントを紹介するので、今後もワインを楽しむ手伝いになれれば」と、ワインボトルのエチケットを紹介しながら話す。
次回のワイン会開催は7月19日で、テーマは「スペイン」を予定。参加費は6,000円。