ツアー・オブ・ジャパン信州飯田ステージ実行委員会が5月15日、表彰式の副賞とオリジナルグッズを公開した。
ツアー・オブ・ジャパン(以下、TOJ)は、1982(昭和57)年に始まった「国際サイクルロードレース」を継承し、40年以上の歴史を刻んできた国内最大規模の国際自転車ロードレース。今年は4年ぶりに8日間の日程で開催され、5月21日の大阪・堺ステージを皮切りに、28日の東京ステージまで全8ステージで、国内外16チームが競い合う。
TOJ信州飯田ステージは5月25日、飯田市下久堅の周回コース(全120.9キロ)で開催。表彰式では地場産品などを使った副賞が贈られる。
個人区間賞(優勝者)に授与される優勝杯は、2015(平成27)年の大会より、上郷、山本、龍江、千代在住の陶芸家が交代で製作しており、今年は山本在住の北沢瑞希さんが担当。自然豊かな地元を表現し、アケビやヤマブドウ、イトトンボなどがデザインされている。北沢さんは「飯田を思い出してもらえるような優勝カップになればうれしい」と思いを込める。
この他、優勝者含め、「個人総合時間賞」「個人総合ポイント賞」「個人総合山岳賞」「新人賞」を受賞した選手に、伝統工芸品の水引を使った王冠やレース会場の下久堅地区に伝わる「ひさかた和紙」を使った賞状、地酒の「喜久水」が、それぞれ副賞として贈られる。
当日は大会本部の下久堅自治振興センターで和洋菓子店「はと錦」(鼎)が、大鹿村の山塩を使って製造した「TOJようかん」(1個・200円、5個入り1,000円)や「信州飯田」のロゴの入った応援タオル(1,000円)も販売する。
同ステージ実行委員長の熊谷秀男さんは「副賞に力を入れているのは飯田ならでは。今年はどの選手が手にするのか注目してほしい」と呼びかける。