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飯田・伊豆木人形クラブが復活 公民館主体で活動再開

伊豆木人形クラブ

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 三穂地区で昨年8月以降、クラブ員の減少で活動を休止していた「伊豆木(いずき)人形クラブ」が活動を再開し、5月12日で1カ月がたつ。

3人一組で人形を操作

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 伊豆木人形は、江戸時代後期に伊豆木の殿様が民衆の娯楽のために「頭(かしら)」を分け与え、始まったとされている。伊豆木天満宮には専用の舞台が設けられ親しまれていたが、大正時代初期ごろに途絶えたといわれている。

 2006(平成18)年6月、1世紀近く上演されてこなかった伊豆木人形が旧小笠原家書院(伊豆木)で復活上演。三穂自治会が同書院の管理を任され、書院を核とした地域活性化計画の一つで実現した。2007(平成19)年9月、三穂公民館が主体となり地元の小中学生8人で「伊豆木人形クラブ」が結成され、2年後に後援会も発足した。

 これまで、いいだ人形劇フェスタや地区の成人式、文化祭をはじめ、2015(平成27)年には東京で、2017(平成29)年にはクラブ結成10周年を記念し台湾でも上演した。小中学生をクラブ員として活動してきたが、昨年8月、クラブ員の減少により活動継続が困難となり練習を休止。

 活動休止に伴い、後援会長の久保田克彦さんが辞任。三穂公民館の文化委員会が中心となり後援会を引き継ぎ、地元の小中学生に加え、元クラブ員ら12人が集まり、4月12日に活動を再開した。

 現在、8月に開催する人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ」に向け「三番叟(さんばそう)」の稽古に励んでいる。6年生の増田陽夏汰君は「左腕の動きをしっかり学びたい」、4年生の今村千陽子さんは「膝の曲げ伸ばしや、座る動作が自然に出るように頑張りたい」と意気込む。

 文化委員長の古田喜久さんは「年齢を問わずクラブ員を募集している。活動を再開したばかりで分からないこともあるが、しっかりサポートしていきたい」と話す。

 稽古は第2・4水曜の19時00分から。問い合わせは同公民館(TEL 0265-27-2032)まで。

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