川本喜八郎人形美術館(飯田市本町1)で4月29日、造形作家の友永詔三さんが制作した人形などを展示する「友永詔三のテレビ人形の世界」が始まった。
飯田・川本喜八郎人形美術館でテレビ人形劇「プリンプリン物語」の人形展示
同展示は、1979(昭和54)年から3年間放映されたテレビ人形劇「プリンプリン物語」に登場するキャラクターの人形をはじめ、劇中で使用された衣装や小道具、デザイン画などを展示している。開催のきっかけは、2017(平成29)年に同館で行われた、「ひょっこりひょうたん島」「新・三銃士」「プリンプリン物語」などの人形を展示した「懐かしのテレビ人形展」を開催した際、「劇中の他のキャラクターも見たい」という要望が寄せられたことから、今回、実現した。
展示が始まった4月29日には友永さんのトークショーも行われ、「プリンプリン物語がインドの伝承を元にしているため、現地に行って装飾品や布を探した」などの制作の裏話が披露された。
NPO法人「いいだ人形劇センター」の木田敬貴事務局長は「当時、放映を見ていた人は懐かしさを感じてもらい、初めて見る人にはさまざまなタイプの人形を楽しんでほしい。当館では放映時期の近い『人形劇三国志』の人形も展示しているので、雰囲気や世界観の違いも併せて楽しんでほしい」と呼びかける。
開館時間は9時30分~18時30分。水曜休館(祝日は開館)。入館料は、一般=400円、小中高生=200円。7月9日まで。