飯田市龍江の今田平周辺で5月4日、「ツアー・オブ・ジャパン信州飯田ステージ」プレイベント第2弾となる「第2回MOP南信州龍江クリテリウム大会」(レース名のMOPは南信州アウトドアパークの意)が開催された。
当日は長野県内外から78人がレースにエントリー。八重桜街道(龍江)沿いの今田平グラウンド近辺を周回する一周1.8キロのコースを、各カテゴリーごと決められた周回を走る「クリテリウム」と、時間内の完走周回と獲得ポイントで争う「ポイントレース」で競い合った。日中は日差しも強く、飯田の気温は24℃まで上がり、多くの参加者や観客が日陰を探し、上着を脱ぐ姿が見られた。
U19、C2クラスのクリテリウムで優勝した茨城県の萩谷蒼風(そら)さん(ボンシャンス所属)は「積極的にアグレッシブな展開にできた。裏通りの風が強くて気持ちいいコースだった。また来年も来たい」と感想を話す。U15、U17、C3クラスのクリテリウムで2位、ポイントレースで優勝した岐阜県の松島龍之介さんは「逃げて優勝したかった。自分の脚質に合ったコースで良かった」と結果を出した。メインレースのC1クラスのクリテリウムは台湾から来た「ブライトンチーム」が1位から5位を独占した。
龍江クリテリウム実行委員会事務局の福島晋一さんは「昨年より多くのエントリーがあり、レース的にも盛り上がった。このようなローカルレースはサイクリストにとっては入門的なレースなのでこれからも定期的に開催したい。5月25日ツアー・オブ・ジャパン信州飯田ステージが行われるので、プロの走りをぜひ、生で見に来てほしい」とTOJ信州飯田ステージの観戦もアピールする。