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飯田・野底山森林公園で「さくら祭り」 4年ぶりに通常開催

パフォーマンスゾーンの様子

パフォーマンスゾーンの様子

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 野底山森林公園(飯田市上郷黒田)で4月16日、「第10回野底山森林公園さくら祭り」が開催された。2021年はコロナ下で時間短縮、昨年は中止。今年は4年ぶりに通常規模に戻した。

飯田女子高校邦楽クラブ

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 会場内にはさまざまなブースを設置。芝生広場のパフォーマンスゾーンでは、高陵中学校の吹奏楽部40人が息の合った演奏で、テレビドラマ主題歌や本年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲など4曲を披露。飯田女子高校・邦楽クラブは、弦が13本の一般的な琴と、低音用の琴「17弦」を使い、昨年の「長野県邦楽フェスティバル」で最優秀賞を受賞した「春の詩集」や魔女の宅急便の主題歌「やさしさに包まれたなら」を演奏した。この他、市民吹奏楽団や和太鼓グループ、ダンスチームなど13団体が出演し、ステージを盛り上げた。

 演奏を終えた同クラブの林幸芽(こうめ)クラブ長は「屋外で演奏する機会が少ないので緊張したが、他のパートの音もしっかり聞きながらできた」と振り返る。4月は3週連続で地域のイベントに出演。7月には鹿児島での全国大会に出場する。

 体験ブースでは木工教室を開き、親子連れなどが椅子やラック作りなどに挑戦した。母親と参加した飯田市鼎の中学1年生、倉田暖音(あつと)さんは「ラックを作った。学校の教科書を立てたい」、椅子作りに挑戦した、年長で弟の龍暖(たつはる)くんは「くぎを打っていくところが楽しかった。椅子は自分の部屋で使いたい」と、それぞれ笑顔で話していた。

 かみさと地域まちづくり委員会の北原重光会長は「通常開催は4年ぶり。地域住民や地区の役員との交流の場として、さくら祭りは大事になってくる。今年は桜の開花が早く、散り果てているが、来年は桜吹雪の中、開催できれば」と期待を込める。

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