「FMラジオ親子工作教室」が5月27日、飯田商工会館(飯田市常盤町)商店街交流ホールで開催される。
主催は飯田エフエム放送で、管轄の総務省情報通信月間の事業として行う。午前中は、簡単な組み立てラジオを作る簡単コース(同低学年向け)、午後は、はんだごてを使う中級コース(同高学年限定)の教室を開く。局長の堀竜也さんは「今の子どもたちは、さまざまなメディアを選択して接触している。今は選択されることが少ないラジオだが、工作を通じてラジオに触れて良さを知ってもらい、将来のリスナーを育てたい」と笑顔で話す。
簡単コースではラジオの製作が終わった後、希望者の中でジャンケンに勝った子どもたち数人が生放送中のスタジオに入りインタビューを受ける。他の子どもたちは、友達の声を完成したラジオで聴く体験ができる。中級コースでは、はんだ付けなど難しい工程を地元企業の興亜エレクトロ二クス(阿南町西条)の協力で、参加者全員が完成するまでフォローする。
堀さんは「5年くらい開いてきたが、コロナ禍で中断した。今年は4年ぶりに子どもたちの真剣な表情や、音が出たときのうれしそうな表情を再び見られることが何よりうれしい」と話し、「毎年人気の工作教室なので早めに申し込みを。完成したラジオをいつまでも大切にして、飯田エフエムを聴いてほしい」と参加を呼びかける。
現在、小学1年生~3年生の簡単コース、小学4年生~6年生の中級コースの参加者を募集している。開催時間は、簡単コース=9時30分~12時、中級コース=13時~16時。参加費は2,500円。定員は各コースとも先着25組。申し込みは飯田エフエムのホームページで受け付ける。