本格的な桜の開花を前に、360度のバーチャル空間で飯田市内の桜の名所を巡ることができる「飯田丘のまちつながるスポット 飯田市桜バージョン」の配信が2月28日、始まった。
1月に配信が始まった「飯田丘のまちつながるスポット」は、公式サイトやチラシに記載されたQRコードからスマートフォンでアクセスし、「飯田市立動物園」「川本喜八郎人形美術館」「りんご並木」など市内8カ所をバーチャル空間で巡ることができる。
今回はその「桜の名所」版で、「黄梅院の枝垂れ桜」「大宮通り桜並木」「麻績の里舞台桜」「杵原学校の枝垂れ桜」など18カ所の桜を体験することができ、樹齢や例年の見頃などの情報に加え、地図上に所在地を表示しルート案内も可能。3月18日以降にはAR(拡張現実)を用いてスマートフォンなどのカメラを通した映像に桜吹雪などの演出を加え、現地でも楽しめる要素の追加を予定している。
飯田市商業観光課の小島徹さんは「飯田市は樹齢300年を超える桜も多くあり、遠方の方にもぜひ体験してほしい。市内回遊バージョンも試行錯誤を重ねて内容の修正やスポットの追加も行っているので、桜も街も併せて楽しんでほしい」と呼びかける。