第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表(侍ジャパン)の栗山英樹監督が飯田市民に向けて書いた直筆のサイン色紙が9日からJR飯田駅前の「ムトスぷらざ」2階フリースペースに展示されている。
昨年6月18日・19日に飯田市内で行われた小学生を対象とした野球教室に参加した栗山監督が佐藤健市長と懇談した際、「飯田の皆さんへ」と記した2枚の色紙にメッセージを書いた。一枚には「この素晴らしい自然のような純粋な思いがあれば夢は叶います。共に全力で走っていきましょう」、別の一枚には「『夢は正夢』人はどんなに失敗をしても成功するまで頑張ることが出来れば夢は叶います」と自身の座右の銘を記している。これまでは飯田市役所の市長室に飾っていたが、WBC開催のタイミングでより多くの市民に栗山監督を身近に感じてもらおうという佐藤市長の発案で今回の展示に至った。
栗山監督に野球教室への参加を依頼したのは、元スポーツ紙記者で、当時は北海道日本ハムファイターズを担当していた飯田市広報ブランド推進課の秦雄一郎さん。秦さんは「飯田の皆さんに栗山監督をより身近に感じてもらい、飯田でもWBCがより盛り上がれば。今度は監督を応援したい」と話す。
侍ジャパンでヘッドコーチを務める白井一幸さんは、ファイターズのコーチや2軍監督などを長く務め、そのころから飯田市や高森町を毎年のように訪れ野球教室に参加している。白井さんの野球教室に参加した経験のある元野球少年も多い。
展示は3月末までを予定。