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飯田市龍江・ホタルの舞う里の週一居酒屋「よりあい処ほたる」CFでトイレを水洗化

ふれあい七和館「よりあい処ほたる」に集まる地域住民。

ふれあい七和館「よりあい処ほたる」に集まる地域住民。

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 NPO法人七和の会が2月28日、里山体験観光の拠点となる「ふれあい七和館」(飯田市龍江4区)のトイレ改修のためのクラウドファンディングで61万5,000円の資金が集まったと報告した。

クラウドファンディングで資金を集め、水洗へと改修された「ふれあい七和館」のトイレ

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 同NPOは同地区を「ホタルの舞う里」としての中山間地域活性化事業を行ってきた。その一環で2015(平成27)年12月、ふれあい七和館(龍江)内に居酒屋「よりあい処ほたる」を開店。毎週土曜のみ営業し、生ビール(400円)、日本酒(300円)、焼き鳥(150円)、湯豆腐(100円)、串カツ(200円)などのメニューと価格が地域の人々の支持を得ているという。平均年齢70歳を超える会員が当番制で料理や飲み物を提供しており、ここ数年はコロナ禍で4度の休業を余儀なくされた。2月18日には3ヵ月ぶりに営業を再開した。

 最近では、同区内に1日1組限定のキャンプ場ができるなど、中山間地域の活性化事業として里山観光体験事業にも力を入れる。その拠点となる「ふれあい七和館」の、使いにくかったくみ取り式のトイレを、今回のクラウドファンディングで得た資金で水洗化した。

 営業再開の日にも訪れた客、野田充夫さん・まりこさん夫婦は「トイレもきれいになり、気持ち良く使える。隣の千代地区から毎週楽しみに通っていたので営業再開はうれしい」と話す。

 同NPO理事長の熊谷秀男さんは「ほたる再開は最高にうれしい。クラウドファンディングは初めてやったが、反響が大きく、集まった金額というより頑張っている姿を知ってもらえたのが収穫」と笑みを浮かべる。今後は昨年末に予定していた開店7周年企画などを計画しているという。

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