洋菓子店「patisserie gladden(パティスリーグラデン)」(飯田市桐林、TEL 0265-48-8184)が2月24日、オープンした。
喬木村出身でオーナーパティシエの仲田公寛さんは静岡の専門学校で菓子作りを学び、長野の菓子店数店で修業を重ね、「自分の店をオープンする」夢をかなえた。「食べた方に『優しい気持ちになった』と思ってほしい」と話す。「喜ばせる」の意味を持つ言葉「グラデン」を店名にし、菓子作りへの思いを込める。
「地元産の食材を使って菓子作り」をコンセプトに、喬木村産や豊丘村産のイチゴ「紅ほっぺ」、高森町産の「市田牛乳」、天龍村産の茶葉やエゴマ、飯田市上久堅の伝統野菜「小野子(おのご)人参」など、南信州産の果物や野菜を使い、ケーキや焼き菓子などそれぞれ10~15種類ずつそろえる。気になる食材を見つけると生産者へ声をかけ、畑へ出向き、農作物の育成方法などを習い、食材を直接仕入れることもあるという。
個室のイートインスペースとカフェも用意する同店。仲田さんは「四季折々のフルーツで、季節に合った商品を展開していきたい」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~18時30分。火曜定休。