飯田下伊那にチェーン展開するスーパー「キラヤ」(飯田市松尾上溝)が2月22日、天龍峡の老舗旅館「龍峡亭」(龍江)が監修・下ごしらえした食材セットの販売を始める。
同スーパーが展開する「南信州のおいしい食卓」シリーズは、地元レストランや料理店が監修から下ごしらえまでを行い、短時間で店の味を家庭で再現することができるカット済みのミールキット。和食は今回が初めて。商品は龍江産のタケノコを使った「地元産たけのこいっぱいの炊き込みご飯」(3合、950円)と、9種の具材を同館の矢田貴裕板長特製のだしで煮込んだ「老舗旅館の筑前煮」(2~3人前、1,300円)の2種類。調理時間は、炊き込みご飯=5分+炊飯時間、筑前煮=約15分。
同スーパー商品部の尾曽貴志さんは「地元の旅館や飲食店を盛り上げるためにも、ぜひ一度試してほしい」と呼びかける。同館の北原妙子社長は「家庭でもよく作られるメニューを旅館の味にアレンジして召し上がっていただけるようにした。ぜひ龍峡亭の味を家庭で味わってほしい」と話す。今回の食材セットに先駆け、天龍峡朝市などで販売している同館の「卵焼き」を同スーパーの総菜コーナーで販売している。