飯田の「山路珈琲(コーヒー)」(飯田市錦町)とノエル洋菓子店(育良町)がコラボし、2月6日、バレンタインデーに向けてコーヒーとチョコレートの新商品「ご褒美セット」の販売を始めた。
「バレンタインデーに2人で食べる、コーヒーに合うお菓子」をコンセプトに両店で企画した。ドリップコーヒー2杯とチョコレート6個を1セットでラッピングする。両店で販売する。
チョコレートは「プチマンディアン」で3種類あり、ストロベリーとラズベリーのフリーズドライとピスタチオを飾るホワイトチョコレート、イチジク・レーズン・クランベリーのドライフルーツを飾ったスイートチョコレート、アーモンド・ヘーゼルナッツ・クルミを飾るミルクチョコレートで、1セットに各2個(計6個)が入る。
コーヒーは、「程よいコクでバランスが良い」という「山路ブレンド」(セットで900円)、「コクが深い」というグアテマラ(同940円)、「香りが高い」という「ご褒美ブレンド」(同960円)がある。
ノエル洋菓子店主でパティシエの宮沢忠さんは「『山路ブレンド』は深入りでおいしく、『ご褒美ブレンド』は、干したイチジクのような香りがあり、豆によってコーヒーの味のバリエーションを知った。菓子は今までにないもの作りたいと考え種類をそろえたので、コーヒーとチョコレートの組み合わせで、好みの相性の味に出合ってほしい」と話す。
山路珈琲は各国のコーヒー10種類ほどを扱い、店主でコーヒーマイスターの多田井麻紀子さんが店内で焙煎(ばいせん)する。輸入菓子なども提供するが、地元の菓子をコーヒーと提供できたらと考え、飯田信用金庫の担当者へ相談した。同信金では昨年から「ビジネスマッチング」(=地元企業が連携できるよう企業同士をつなぐ働き)にも取り組み、両店を引き合わせた。
以前からノエル洋菓子店を知っていたという多田井さんは「宮澤さんが作るチョコレートはフェアトレード製品で、サントメ・エクアドル・ドミニカ共和国の3カ国のカカオ豆を原料にしている。原材料からこだわるチョコレートとコーヒーを、バレンタインデーの2人、友達同士、1人でなど、ゆっくり味わっていただけたら」と話す。
営業時間は、山路珈琲=11時~17時(金曜は19時まで)・日曜定休、ノエル洋菓子店=9時30分~19時・水曜定休。販売は2月14日まで。