飯田女子短期大学(飯田市松尾)の学生と飯田市内のパン店が共同開発した「オリジナルパン」の販売が1月23日、始まった。
同短大食物栄養専攻2年生が8つのグループに分かれ、昨年11月から食品開発実習に取り組み、パン店の職人から実習指導を受けながら共同で開発し商品化にこぎ着けた。「学生考案商品第1弾!4社提携 オリジナルパン」と題し、市内4店舗で8種類のパンの販売が始まった。
パン店と商品は以下の通り。パン工房ゆめのや(今宮町)=「くまのはちみつ焼き芋パン」「クリーチーかきパン」、タイホーパン(松尾町)=「おいもパン」「チョコとクリームチーズのくるっとぱん」、パン屋カンパーニュ(鼎)=「源助(げんすけ)かぶ菜(な)のパン」「バジルとチーズのぐるぐるパン」、パン工房エンゼル(箕瀬町)=「ベーコンフラワー」「バナナクリームチーズ入りレーズンパン」。いずれも200円で販売する。
「源助かぶ菜」のパンを開発したグループの同短大生、熊谷日陽里さんは学校の別授業で泰阜村へ出かけ保育園児と「源助かぶ菜」を種から植えて収穫し、源助かぶ菜のおいしさを知ったという。源助かぶ菜の漬物の食感が気に入り、その食感を感じてもらえるようにゆで、シーチキンと合わせパンの具にした。「試作段階では青臭さがあったので、パン職人へ相談し、レモン汁を加えることを習い、シャキシャキ感があり爽やかな味に仕上がった。源助かぶ菜のおいしさを皆さんに知ってほしい」と笑顔で話す。
販売は2月末日まで。