飯田市立動物園（飯田市扇町）で12月24日、園内の動物を観察したり、掲示物を読んだりして問題に答える「冬休みに学ぼう！ZOOクイズラリー」が始まった。期間は1月9日まで。

2023年に開園70周年を迎える

　難易度は2種類で、園内の動物を観察して解いていく問題が多い「初級」と、動物観察に加え、掲示物を細かく見ながら答えていく「上級」がある。冬休みの期間中、家族や友達同士で参加してもらい、動物を見て通り過ぎるのではなく、一度、動物の前で立ち止まって、しっかり観察してもらうことを期待している。

　問題は、飼育員で持ち寄り、園内を走る豆汽車の運転手に試しに解いてもらい、難易度を確認して作成したという。クイズ用紙は動物園入り口付近に設置してあり、問題が解けたら事務所受付で採点してもらう。全問正解者にはオリジナルの缶バッジを贈る。

　飼育員の石川鈴夏さんは「クイズを解きながら、ぜひ、冬に活動が活発になるアメリカビーバーに注目してほしい。夏に比べて冬は活動を始める時間が早い」と冬の楽しみ方をアピール。現在、同園には哺乳類・鳥類・昆虫類・は虫類・両生類合わせて43種類を飼育しており、最近ではカピバラやアルパカ、カモシカなどが仲間入りした。

　石川さんは「冬休み中に動物園に足を運んで、クイズラリーに挑戦して」と参加を呼びかける。

　開園時間は9時～16時30分。月曜と祝日の翌日休園（12月29日～1月2日は休園）。