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南信州の「日本ナシ」復活へ向け新商品開発PR 地元菓子店などとコラボ

お披露目会で梨の新商品を発表した「日本なしの加工品プロジェクト」メンバー

お披露目会で梨の新商品を発表した「日本なしの加工品プロジェクト」メンバー

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 「南信州日本なし産地再生プロジェクト」が南信州地域の老舗菓子店などとタイアップし、日本ナシを使った菓子などの新商品を発表した。

お披露目された日本ナシを使った和洋菓子、氷菓子、サラダなどの新商品

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 今年6月30日に設立した「南信州日本なし産地再生プロジェクト」の活動の一環で、日本ナシを活用した菓子などの商品を通じて、地域特産の果樹である日本ナシの魅力を消費者に伝えることを目的とした取り組み。日本ナシは水分が多く加工特性が低いため加工商品の開発は難しいとされているが、今回新たに7つの商品を発表した。

 「パティスリーポルカ」は日本ナシをワイン、蜂蜜、バニラビーンズを入れたシロップでコンポートした「梨パイ」「梨のタルト」を、「得月」は「満足のいくコンポートができた」と「梨まどれーぬ」「ホイルケーキ」を、それぞれ披露。

 「田月」はレギュラー商品である「丸ごとりんごパイ」をアレンジした「丸ごと梨パイ」と季節のフルーツ大福シリーズとして「梨のフルーツ大福」を、「三吉野」は喬木村のマイヤーレモンのシロップを加えた「もち屋の葛アイス(梨味)」を、「まんさく」は見た目を南水に寄せた「南信州味覚まんじゅう(南水バージョン)」を作った。

 「居酒屋番屋」は家でも簡単に作れる「梨と大根とじゃこの和風サラダ」を、七久里農園は梨を急速冷凍して作った「ひとくち氷果」と「梨のスムージー」を、それぞれ発表した。

 長野県南信州農業農村支援センターの佐々木直人所長は「南信州は歴史的に日本ナシの名産地だが、近年は生産量が減少しており、梨を復活させたいとしてプロジェクトを立ち上げた。生産者の技術向上や品種改良だけでなく、消費者目線で今回のようなタイアップ企画をして盛り上げていければ」と今後の展開に期待を寄せる。

 三吉野で葛アイスの製造を担当した吉野玲子さんは「梨を使ったのは初めて。梨の爽やかな甘みをうまく引き出すのに苦労したが、開発の過程を楽しめた」と笑顔を見せた。

 商品は来年夏ごろから販売予定(一部販売している商品あり)。問い合わせは南信州農業振興協議会(TEL0265-53-0414)まで。

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