飯田でアマチュアが中心となって活動している「飯田交響楽団」が10月16日、飯田文化会館(飯田市高羽町5)で「定期演奏会」を3年ぶりに開催した。
28回目となる今回は、メンデルスゾーン、序曲「フィンガルの洞窟」に始まり、ヘンデル、組曲「水上の音楽」、メンデルスゾーン、交響曲第3番イ短調「スコットランド」と続いた。
指揮を務めた中村真太郎さんは「全て『イギリス』にまつわる曲。9月に亡くなったエリザベス女王に思いをはせつつ、情景を思い浮かべながら聴いていただければ」とあいさつの中で話した。
演奏終了後、団長の矢高森人さんは「コロナ禍で活動が中断していた。メンバーがそろってステージに立つことができてうれしい。全員での練習が開催前日のみだったこともあり緊張も見られたが、のびのびと演奏できていた」と笑顔を見せた。
続けて矢高さんは「今回は感染拡大防止のため、席数も半分、メンバーも人数を減らしての編成だった。飯田交響楽団は来年、結成30周年を迎えるので、ぜひフルサイズの編成を多くの人に楽しんでもらいたい」と話した。