天龍村出身の笛奏者・森田梅泉さんが9月19日、飯田人形劇場(飯田市高羽町)でコンサート「『隕石のひとしずく』BAISEN 2022南信州公演」を行う。
8月にCDアルバム「隕石のひとしずく」をリリースしたのに合わせて開く同コンサート。アルバムには、森田さんが作曲した「ありがとう」など全10曲を収録した。英語バージョンの「arigato 英語」も制作し、アルバムへの収録も今回が初となる。
森田さんは、縄文の笛、隕石、篠笛、フルート、アルトフルート、竹インディアンフルートなど10種類以上の笛を演奏し、神楽鈴を奏で舞う。2007(平成19)年と翌年にはニューヨークとハワイで公演し、演奏家デビューを果たす。全国各地で演奏活動を続け、神社仏閣などで奉納演奏や御神事の笛を務める。篠笛やフルートの教室も開く。
南信州公演では、同アルバム収録曲を演奏。森田さんの演奏に合わせ、ゲストの瀬戸花世さんがボーカルを務める。地元中学生の市瀬華那さんがバレエを披露する。
森田さんは、江戸時代に女医として活躍した同名の森田梅泉を先祖に持つ。森田さんは、同村の神職から「笛でご先祖様の思いをつないでいきなさい」と、2007(平成29)年に先祖の名前を襲名した。「ありがとうの曲の英語バージョンは初めての披露」と森田さんは話す。
14時開演。前売りチケットは、一般=4,000円、学生=1,500円(当日券は500円増)。