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長野県開発の大豆「つぶほまれ」使った新商品 飯田の洋菓子店が発売

「添いチョコ」を紹介する飯田市桐林「山山 SANSEN」の(左から)加藤将太さんと上野竜男さん(写真提供=山山)

「添いチョコ」を紹介する飯田市桐林「山山 SANSEN」の(左から)加藤将太さんと上野竜男さん(写真提供=山山)

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 極大粒の大豆「つぶほまれ」を使った新商品「添いチョコ」を、洋菓子製造販売の「山山SANSEN(さんせん)」(飯田市桐林)が10月1日に発売した。

南信州産「つぶほまれ」を使った新商品「添いチョコ」

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 「つぶほまれ」は2004(平成16)年に長野県野菜花き試験場(塩尻市)で開発され、病気に強く、茎や苗が倒れにくいことから機械収穫がしやすい品種として注目されている。一般的な大豆の約1.5倍の大きさを持つのが特長。

 商品を企画した「つぶほまれ栽培・加工研究会」は、「つぶほまれ」の栽培普及と地域ブランド化、利用促進を目指す。会員数は現在36人で、会長は「旭松フレッシュシステムズ」(駄科)の平澤公夫さんが務める。

 同商品は、きなこを混ぜ込んだホワイトチョコレートで南信州産「つぶほまれ」をコーティングしたもので、価格は65グラム入り1,080円。製造を手がけた同店のシェフパティシエで製造管理責任者の加藤将太さん。「大豆本来の香ばしさと、まろやかなホワイトチョコの甘さが重なって、優しい味わいに仕上がった。さくっとした軽やかな食感と後を引く風味を楽しんでほしい」と話す。

 今後は、同店と農産物直売所「あざれあ」(龍江)と「道の駅 南信州とよおかマルシェ」(豊丘村神稲)などでも販売を予定している。

 南信州飯田産業センターの登澤一晃さんは「昨年は1758キロが収穫されたが、それまでに比べ収穫量が10分の1だった。暑さやカメムシの大量発生などの影響か」と話しつつ、「みそやしょうゆ、菓子などの加工品を通じて、『つぶほまれ』を地域のブランドとして定着させたい」と意気込む。

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