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飯田・南信濃で「御射山祭り」 還暦迎えた卒業生らが記念花火奉納

「御射山祭り」での「還暦花火」を紹介する山崎久孝さん(漢字表記、正しくは山﨑さん)

「御射山祭り」での「還暦花火」を紹介する山崎久孝さん(漢字表記、正しくは山﨑さん)

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 諏訪神社(飯田市南信濃和田)で8月23日に例大祭「御射山祭り」が行われ、地元の卒業生らによる還暦記念奉納煙火が打ち上げられる。

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 奉納花火を企画するのは、遠山中学校を1980(昭和55)年度に卒業した第30回卒業生の55人。「スペクタル スターマイン」を含む奉納花火を打ち上げる。実行委員長の山崎久孝さんは「60歳になったら打つべきものとして、いつかは自分たちの順番と心に秘めていた。皆で花火を打ち上げて一杯やるという『めでたい』こと」と話す。

 同級生らがそろって集まったのは50歳の節目の頃。現在も地元に暮らすのは3、4人ほどだが、山崎さんは「容姿は変わったが、中身は変わっていない。小学校や中学校の頃の役割そのままに、花火にも快く賛同してくれた」と振り返る。

 打ち上げ花火は祭りの一環として、他の演目も含めて約700発を予定。遠山川河川敷の「遠山郷観光協会アンバマイ館」付近で打ち上げる。

 今年は、還暦時にコロナ禍の影響で打ち上げを見送った1975(昭和50)年度卒業生による「大大大スターマイン」も登場する。山崎さんは「5年先輩の方々が打ち上げる。今年の花火はより大々的になる」と話す。

 子どもの頃の御射山祭りについて、山崎さんは「楽しみで仕方がなかった。手作りのあんどんに仮面ライダーなどの絵を描いてもらい、『わっしょい』と神社まで練り歩いた思い出がある」と懐かしむ。

 同会場近くの中橋(全長83.5メートル)は、2020年の豪雨で流失後、今年3月末に復旧工事を終え、4月に通行が再開した。山崎さんは「中橋からの眺めが一番のお勧め。気の合った方々と一緒に花火を見てほしい」と来場を呼びかける。

 打ち上げ開始は19時。

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