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飯田「文化芸術活動支援センター」 利用開始から1カ月、82団体登録

施設を紹介する南信州広域連合の吉川昌彦事務局長

施設を紹介する南信州広域連合の吉川昌彦事務局長

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 文化芸術活動支援センター(飯田市上郷別府)の利用が始まり、6月1日で1カ月がたった。

長野県飯田創造館から移動した備品

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 同施設は、長野県飯田創造館の利用団体の活動継続の場を確保するとともに、地域住民の文化・芸術活動の場を提供し、次世代の担い手を育成することを目的に整備された。旧地場産業センターと隣接施設を改修し、「陶芸別棟」や「木工別棟」を新設するなどして整備。施設の整備費は約2億4,000万円で、その半分は県からの補助を受けた。南信州広域連合が管理運営を担う。

 同施設のある、「はにかむべーす」は、文化芸術活動支援センター、共同消防指令センター(2026年開設予定)、広域連合事務局の事務室・会議室の3機能を併せ持つ複合施設としての役割を担う。

 利用開始から1カ月がたち、ダンス、音楽、版画、陶芸、七宝焼き、木工などを行う82の団体が登録。創造館の備品も移動し、机や椅子、陶芸窯などを活用している。展示室も完備し、今夏には初めての展示開催も予定している。

 南信州広域連合の吉川昌彦事務局長は「学校の部活動が地域へ移行する中で、活動の場として活用されていけば」と話す。「まだまだ新たに使っていただける余地はある。すでにある団体のほか、企業や個人でも登録・利用が可能で、文化活動の発展の拠点としての広がりを期待する」とも。

 利用時間の区分は、9時~12時、13時~17時、18時~22時。休館は水曜と12月29日~1月3日。

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