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飯田・山本に複合ワークスペース「カムズ」 南アルプス望む開放的空間

飯田市山本に新設されたコワーキングスペースなど「Comes」(写真提供=Comes)

飯田市山本に新設されたコワーキングスペースなど「Comes」(写真提供=Comes)

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 シェアオフィスやコワーキングスペース、会議室などを備えた複合ワークスペース「Comes(カムズ)」(飯田市山本)がオープンして、5月20日で1カ月がたった。

コワーキングスペース

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 電気・通信・環境・IT事業を手がけるテクノフジタ(愛知県犬山市)が、土地所有者との縁をきっかけに土地を取得し同施設を開設した。犬山出身で、同社関東地区営業所設立準備室長で同施設ゼネラルマネジャーを務める藤田一清さんは「南アルプスを見渡せる素晴らしい景色に感動し、景色の良い場所で働ける空間をつくりたいとコロナ禍中に構想した」と立ち上げのきっかけを紹介する。

 中央自動車道「飯田山本IC」から車で約10分の立地で、館内にはカウンター、デスク、ソファを設置したコワーキングスペースや、調理場を設けたカフェエリアの他、屋外デッキに椅子とテーブルを設置し開放的な環境を整えている。

 現在はオープンキャンペーン価格として、個人プラン、ドロップイン(3時間=700円、1日=1,200円)、平日限定プラン(1カ月=7,000円)、ALL DAYプラン(1カ月=1万500円)。法人向けは月額プランとし、ライト(10回=1万2,000円、会議室3時間使用無料)、スタンダード(22回=2万4,000円、会議室6時間使用無料)、プレミアム(36回=4万円、会議室12時間使用無料)のプランがある。

 シェアオフィスは、2人まで利用できるAタイプ(月額4万4,000円)と、4人まで利用できるBタイプ(同8万8,000円)の2種類ある。定員8人の会議室は1時間800円の基本プランのほか、会議室利用セットプラン(1時間2,000円)も用意。事前予約制で、当日予約は3時間利用のみ対応する。全プランにフリードリンクが付く。

 開業に向けて地元住民への聞き取りや交流を重ね、土地勘を得ながら準備を進めたという藤田さんは「準備期間は春の季節で、阿智村のハナモモを眺めに出かけたり、座光寺の舞台桜を鑑賞しに立ち寄ったり、飯田の良さをより体感した」と準備期間を振り返る。「新築のコワーキングスペースはこの地域では少ない。オンラインミーティングや気分転換に利用する方も多く、リピーターも増えてきた」と手応えを話す。「個室も用意しているので、ネイルサロンや整体など、独立や起業を考える事業者も支援できたら」とも。

 「飯田の四季折々の風景を感じながら、デッキでのバーベキュー、夏の花火鑑賞など、多様な活用の可能性がある場所。利用する方の声を聞きながら広げていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は6時~22時。

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