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「マツカワぷらっとラジオ」 松川町民、音声アプリで配信始めて1年

音声配信アプリ「stand.fm」でインターネットラジオ番組「マツカワぷらっとラジオ」を配信する

音声配信アプリ「stand.fm」でインターネットラジオ番組「マツカワぷらっとラジオ」を配信する

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 松川町在住・勤務の「なかちゃん」が、同村の暮らしの話題などを音声配信アプリ「stand.fm」で配信するインターネットラジオ番組「マツカワぷらっとラジオ」を始めて、3月3日で1年がたった。

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 「あらい商店街」をさらに盛り上げたいとスタートした同町の事業「あらい商店街デザイン思考ワークショップ」で2023年、数人のチームで「子育て世代何かできるか」をテーマに掲げ活動したなかちゃん。「子育てが忙しく、情報入手が難しい」「仲間を作りたいのグループに入りづらい」などの声を聞き、家庭に情報を届けることを目的として「自然に耳に入り、聞き流しができ、SNSとは違う共有共感ができる手段としてラジオを選んだ」と、ワークショップに取り組んだ頃を振り返る。

 ワークショップは一応終わったが、「これで終わりでは悲しい。ラジオが好きで、いつかラジオを放送してみたいと思っていたので、個人でラジオ番組をスタートした」と、なかちゃんは配信スタートのきっかけについて話す。

 昨年2月29日、同事業のテーマに沿って、子育て応援番組「子育て応援ぷらっとらじお」と名付け、第1回の配信を行った。7月1日からは、松川住民に広く届けたいとの思いから、現在の番組名へ変更した。

 なかちゃんは「1年間、ギリギリのところでやってきた。楽しさと大変さが半分ずつあり、ラジオを通じ、多くの方とつながることができた。『番組のテーマで取り上げてみたら』などの助言や提案もあり、周りの方に助けてもらいながら続けられてありがたい」と感謝の言葉を口にする。

 同番組ではテーマを設け、イベントの告知や参加リポートの他、リスナーからのコメントを紹介する。なかちゃんは「つながりすぎて疲れたと感じる令和の時代に、ラジオを聴きながら、『ここに居ていいんだ』と感じてもらえるよう、緩さと程よい距離感を大切にしている」と、番組に込める気持ちを話す。

 1周年となった3月3日の放送では、1年たったことへの感謝を表したほか、松川町で先日行われた「松川公民館研究集会」の内容を紹介した。

 なかちゃんは「ラジオ番組を、他の世代に周知してほしい」との思いで、同町の別事業「マツカワマイプロジェクト」に提案。同事業は、町民の「やってみたい」を社会や地域活動の中で実際にやってみる活動で、同町ケーブルテレビ「チャンネル・ユー」での月1回の番組配信を2月に始めた。

 なかちゃんは「さまざな団体や企業の活動があり、聴く人とのパイプ役になれたらと感じた1年。『何だか居心地がいいな』と思ってもらえるような、共感、共有してもらえるような役目になれれば」と意気込みを見せる。

 stand.fmでの配信は月曜17時30分~18時。

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