旭松食品(飯田市駄科)の高野豆腐「新あさひ豆腐」シリーズが4月16日、「第1回災害食アワード2026」表彰式でダブル受賞した。
災害食アワードを受賞した「新あさひ豆腐 うす切り」、「カップ小さな新あさひ豆腐 」
同アワードは日本食糧新聞社が主催し、災害時でも安心して食べられる食品の普及を目的に創設。主菜部門最優秀賞に「新あさひ豆腐 うす切り49.5グラム」、アイデア商品部門審査員特別賞に「カップ小さな新あさひ豆腐 減塩液体調味料付」が選ばれ、出品した2商品が受賞した。
災害時の非常食は炭水化物に偏りやすい課題がある中、高野豆腐はたんぱく質やカルシウムなどを含み、常温で長期保存が可能な点が評価された。新あさひ豆腐シリーズは特許を取得したカリウム製法により塩分を約95%カットし、世代を問わず利用できる点も特徴。
同商品は湯や水で戻すことができ、野菜ジュースなどでも調理可能。「うす切り」は加熱約1分で調理でき、汁物や炒め物など幅広く使え、賞味期限は13カ月。「カップタイプ」は賞味期限8カ月で、容器に湯を注ぎ約4分で食べることができ、調理器具が不要な点が評価につながったという。
同社は従来から保存性や簡便性の向上に取り組み、大豆の品種改良や製法の工夫を重ねてきた。高オレイン酸大豆を使うことで酸化しにくく、賞味期限の長期化も実現している。「うす切り」は飯田工場(松尾明)、「カップ」は天竜工場(駄科)で製造する。
同社研究開発本部商品開発部商品開発一課リーダーの宮下愛実さんは「普段から食べているものが災害時にも役立つ形で評価されたことはうれしい。日頃から有事を想定し、備えとして取り入れてもらえれば」と話す。