学ぶ・知る

飯田・知のネットワーク組織「学輪IIDA」全体会 地元高校生も成果発表

飯田風越高校の探求学習のブースで説明を聞く佐藤健飯田市長

飯田風越高校の探求学習のブースで説明を聞く佐藤健飯田市長

  • 0

  •  

 飯田市を研究対象とする全国の大学連携組織「学輪IIDA」が1月24日、学輪IIDA全体会公開セッションを「ムトスぷらざ」(飯田市東和町)多目的ホールで開催した。

信州大学のブースでは水素生成実験装置の展示も

[広告]

 学輪IIDAは飯田に興味関心を寄せる大学研究者のネットワーク組織で、本年度で16年目を迎える。本年度は「いいだ高校生ESD塾」を立ち上げ、飯田の高校生の学びの場を提供するなど新たな取り組みを行い、学生・生徒・教授らを含め184人が飯田を舞台にさまざまな調査研究を行ったり、フィールドワークを行ったりして、「知」のネットワークの交流を深めた。

 佐藤健飯田市長は、飯田のソーシャルキャピタルを学ぶ学輪IIDAの趣旨に触れ、飯田の公民館活動が厳しい現状に直面していることを吐露し、「飯田のソーシャルキャピタルをもう一度強くする取り組みを一緒になって進めたい」とあいさつで述べた。

 今年は、来場者が自由にブースを回って話を聞くポスターセッション方式を採用。大学生ブース(6ブース)、地元高校生のブース(3ブース)、行政関係ブース(2ブース)の計11のブースを回り、多くの参加者らが熱心に話を聞く姿が見られた。飯田市企画部大学誘致連携推進室の福澤良晃室長は「全ての参加者が全ての内容を見ることができる。地元の高校生が大学生や教授など、多くの人と触れることで知見を学べることが大きい」とポスターセッションの成果を話す。

 都留文科大学の河原崎葉月さんは、飯田のフィールドワークから遠山郷の藤糸づくりに着目し「伝統技術の継承と環境教育に関する考察」を卒論にして発表した。河原崎さんは「伝統技術の継承は、環境教育を合わせることで、効率化では得られないものを得られているという現状を知ることが大事」と話す。2年間飯田に通った中で、飯田の魅力を「人が優しい」とも。

 本年度12人の地元高校生が参加した「いいだ高校生ESD塾」の探求学習で、「飯田下伊那をPRするためにどのようなことを行えばいいか」をテーマに学習した飯田風越高校の久保田陽香(はるか)さんは「リニアが開通することで全国に知ってもらう機会が増えると思いテーマにした」と動機を話し、全国のSNSを活用した事例を調査し、SNSの発信案を提示した。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース